17世紀ドイツ・ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾピッチェ＆アスペレン

ビーバー、ワルター、ベッデッカー
ヴァイオリン作品集
「17世紀ドイツ・
ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ」

ワルター
(Johann Jakob Walther 1650-1717)
・セレナータニ長調
・ソナタ2番ハ長調

ビーバー(1644-1704)
・ソナタニ長調
・ソナタイ短調

ベッデッカー
(Philip Friedrich Boddecker 1607-83)
・ソナタニ短調

フローベルガー(1616-67)
・組曲6番(1656年出版)

ムファット(1653-1704)
・パッサカリアト短調(1690年出版)

トーマス・ピッチェ(バロックvn)
ボブ・ファン・アスペレン(ポジティブorg、 cemb)

1998.11.23-25 フランクフルトでのセッション録音

CD1枚　CHRISTOPHORUS CHR77222
1999年発売　独盤

メインはドレスデンの楽団の首席ヴァイオリニストだったワルターの「セレナータ」。1680年以降は、マインツ裁判所の参事を務め、音楽家として務めなくても相応の生活ができたそうです。

この曲は1688年出版の第2作品集「ケリュスの園」収録のオーラス28番で、6楽章形式。

ビーバーの「バッタリア」やマレの「膀胱結石手術」などに連なるバロックの描写音楽で、オルガンのトレモロ、ティンパニ、トロンボーン、ギター、バグパイプ、ハープ、さらにヴァイオリンの「合唱」といった楽器を、ヴァイオリンソロで描写する、というコンセプト。

ワルターの作品はもう1曲、1676年出版の第1作品集から、緩急の変化が激しい4楽章のソナタ2番。

さらに、ビーバーの変則調弦ソナタが2曲と、シュトゥットガルトなどでオルガニストを務めたべッデッカーの、1651年出版の作品集から3楽章のソナタ。

この合間に、フローベルガーとムファットのチェンバロソロ曲を1作品ずつ挟んだ構成です。

ヴァイオリンのピーチュはハンブルクの古楽団体のリーダーを務め、ムジカ・アンディクワ・ケルンのメンバーとしても知られる人。

アスペレンは1947年アムステルダム生まれ、レオンハルトの弟子で、ラ・プティット・バンドのメンバーで名を知られる人。

ケース、解説に細かいキズ、汚れあり、当方の機器では再生に問題なし、素人保管。

よろしくお願いします。

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